なんとなくウェブサイトを更新していませんか?サイト育成の拠りどころにSearch Consoleの2つのグラフを活用しよう

特にウェブサイトを作って公開した直後の時期は、アクセス解析のデータも蓄積されておらず、何を拠りどころ(目標)としてウェブサイトの更新を続けていけばいいのか、よくわからないこともありますよね。

士業さんによっては、漫然と思いついた記事を追加しつつ、なんとなく更新を続けていくという方もいらっしゃるかもしれません。が、それだと後日、方向性が誤っているときに気付きにくい危険性があります。間違った方向で突き進むと、業務の相談・依頼は皆無なのに営業電話や業務と関係の薄い質問電話だけガンガンかかってくるウェブサイトに成り果ててしまいます。

できれば目安となるデータを確認しながら、着実にウェブサイトを育てていきたいですよね。

Search Consoleをサイト育成の拠りどころにしよう

そこでひとまずの拠りどころとしてオススメしたいのが、GoogleのSearch Console(サーチコンソール)です。アクセス解析のGoogle Analyticsはなんとなく導入してみたという人でも、Search Consoleのほうは未導入ということも多いようです。が、これを導入すると「なんとなく」「とりあえず」ページを追加して「こんなものかな」な場当たり的なウェブサイト更新から、一歩抜け出すことができるようになります。未導入ならぜひ、いま、入れてしまいましょう。

Google Search Console

このSearch Consoleを導入するためには、先にGoogle Analyticsを導入しておくほうが、ウェブサイトの所有者確認のときAnalyticsのタグで簡単に確認が取れるので便利です。Google Analyticsについては、下記のページで導入方法を紹介しましたので、まだの人はそちらを先にご確認ください。

Search Consoleにウェブサイトを登録すると、そのウェブサイトに関連した情報が色々と確認できるようになります。また、ページを追加したとき、Googleにいち早く通知するような機能も備わっています。

機能いろいろですが、ここではウェブサイトのスタート時に、まずは拠り所にして進めるとよい2つのグラフに絞って機能をご紹介します。これだけ押さえておけば、以下のようなメリットを享受できますよ。

Search Consoleを序盤から導入するメリット

  1. Googleなどの検索サイトからどれくらいの人が来ているのか分かる
  2. どんなキーワードで検索して訪問しているのかおおよそ確認できるので、ウェブサイトを正しい方向に育てられているかの目安になる
  3. 2つの折れ線グラフを確認することで、サイトがどれだけ育ちつつあるか(または、いかに育っていないか)を実感できる

検索結果にどれだけ表示されたかの確認

まず第一の拠りどころとして使うのは、検索結果への表示回数が確認できるグラフです。これはSearch Consoleの「検索トラフィック」から「検索アナリティクス」を選択し、「表示回数」のチェックボックにチェックを入れることで確認できます。

この「表示回数」では、誰かが何かしらのキーワードでGoogle検索したとき、その検索結果にどれだけそのウェブサイトが候補として表示されたかの目安を折れ線グラフで確認できます。どんなウェブサイトを作ったにしろ、まずは検索結果に表示されなければ何の意味もありません。そこで、ウェブサイトを立ち上げたら、まずはこの検索結果への表示回数を増やすことを目標に設定します。

ウェブサイトへのアクセス数(訪問者の数)よりも前段階の数値なので、極端な話、アクセスがゼロの段階でも拠りどころとして機能します

実際の画面は、こんな感じです。これはそこそこ育ったウェブサイトの3ヶ月分の検索結果への表示回数です(中央のくぼんだ部分は、年末年始の時期です)。

ウェブサイトを作って公開した当初は、この検索結果への表示はほぼゼロからのスタートになります。そこで、まずはこの赤い折れ線を上昇させることを目標に据えると、ウェブサイトがどれくらい育ちつつあるのか(あるいは、いかに育っていないのか)を体感しやすくなるのでオススメです。

ウェブサイト公開からしばらくは、下のように検索結果に1日数回程度しか表示されないという状態が続くことも多いです。ウェブサイトの更新頻度だけでなく、競合するウェブサイトの数によっても、どのくらいの速度でグラフが上がっていくかは大きく左右されます。

繰り返しになりますが、サイト立ち上げ当初はこの数をいかに増やしていくかというのが、1つの目標になります。が、だからといって闇雲にページを追加して、この数値を右上がりにすればよいというわけではありません。

そこで、同時に確認していくことになるのがグラフの下に表示されるクエリの部分です。(これはこのブログの立ち上げ初期のクエリなので、士業さんの業務内容とは関係ない内容になってます)

いくら検索結果への表示回数が増えても、そこで検索されている(であろう)単語が業務依頼の可能性から遠いものであると、表示回数をいくら増やしても関係のない問い合わせだけが増えてしまい、ウェブサイトは業務受任どころか業務遅滞を招く要因になってしまいます

そこで、検索結果への表示回数のグラフを右肩上がりに育てることを目標にしつつ、クエリで方向性を確認していきます。このクエリに関係のなさそうなキーワード(たとえば業務を依頼するのではなく、学生などが学習の参考にするために調べているだけなのが明らかなキーワード)が列挙されることがないよう、既に公開したページの内容を調整したり、これから追加する予定のページ内容を再検討したりします。

とはいえ、クエリを業務に関連したもの「だけ」にすることは不可能です。上位20位のうちに、できるだけ業務と関係のあるキーワードが並ぶように調整するくらいで十分機能します。(クエリには妙なキーワードが含まれることもあるため、あくまで目安と考えたほうがいいです)

実際に訪問してくれた人の確認

検索結果に表示される回数が増えてくれば、そして、そこで検索されているキーワードが的外れなものでなければ、次に増えてくるのが検索結果を実際にクリックしてウェブサイトへ訪問した人の数です。

これはSearch Consoleの「検索トラフィック」「検索アナリティクス」と進んだ先の「クリック数」にチェックを入れれば確認できます。

検索結果への表示回数は赤色のグラフで示されるので、順番としては赤いグラフを右肩上がりに増やしつつ、次いで青いグラフを右肩上がりに増やすということになります。

こちらも、というよりもこのクリック数のほうが、公開初期のウェブサイトでは残酷なまでに低い数値を見せつけられることになります。おそらく、下のように1回もクリックされない日か、良くても1、2回クリックされる程度が続くはずです。

これ見ると本当にガックリくるかと思いますが、誰のどんなウェブサイトでも大抵はアクセスに乏しいものです。まずはこの状態をしっかり自覚しつつ、グラフを「訪問者ゼロの日が全くない常態」まで成長させるようサイト更新に取り組みましょう。

「多少はウェブサイトの更新をしてますよ」と思っている士業さんでも、もしこのグラフを3ヶ月に表示を切り替えて確認しゼロの日が1日でもあるなら、そのウェブサイトは全くといってよいほど育っていない状態といえます。人間で言えば、赤ちゃんが保育器に寝かされている程度の状態です。その時点で「ウェブサイト作って更新したけど、意味なかった。やっぱウェブ集客とか無理だわ」と諦めるのは、赤ちゃんに「こいつに将来性無いわ」と言い放って見捨てるようなものですよ?

クリック数の増加を図るときも、表示回数と同様にクエリのキーワードをよく確認して、業務と関係の強い方向性にウェブサイトを育てるよう注意を払ってください。そしてクリック数「ゼロ」の日が皆無になった時点で、はじめてそのウェブサイトはスタート地点に立ったと言ってよいレベルに至ります。人間なら、ようやく幼稚園・保育園に入園するくらいのイメージですね。

※下のグラフのように、ゼロのラインから折れ線グラフが離れ始めたときが勝負どころです!こんな風に右肩上がりになりそうな時期は、できるだけ新たなページを追加するなど、ウェブサイトに集中して手を加えると軌道に乗せやすくなります。

2つのグラフを確認することで十分な情報を得られる

以上、Search Consoleを導入して、ウェブサイトの検索結果への表示回数とクリック数のグラフ、クエリを確認しつつ、それを拠りどころにしてウェブサイトを育てていくことで、自分のサイトの成長度合いを確認しつつ、その方向性まである程度調整しながら育てていくことができるようになります。

Search Consoleに加えてGoogle Analyticsも活用すれば、より細かな数値まで確認・解析できることは事実です。が、そこまでハマってしまうと逆にアクセス解析に流されて判断を誤る可能性もありえます。

士業さんがウェブサイトを公開してしばらくは、あるいは公開して以降ずっとでもかまいませんが、Search Consoleの必要最低限の2つのグラフとクエリをしっかり確認することで、より正しい方向へ、より着実にウェブサイトの育成を行うことが十分可能です。

「なんとなく」「とりあえず」「こんなもんかな」的にページを追加して「ウェブサイトを育ててるぞ!」と達成感だけ味わっている士業さんにこそ、客観的な情報で補正できるこの方法はオススメです。

士業のウェブサイト制作・活用アドバイザー。これまで制作に携わった士業ウェブサイトは、行政書士、司法書士、社会保険労務士、税理士、弁護士、建築士、土地家屋調査士等430件以上。神奈川県横浜市在住。

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