士業事務所のロゴ作りで利用されることの多いサービスと参考になる書籍

士業が活用できるツール

昨日の打ち合わせで「ロゴって皆さんどうしてるんでしょう?」的な話が出たので、士業事務所さんのロゴ作りの話。

そもそもロゴ、最初に作る派ですか?それとも追々作る派ですか?

ロゴが事務所運営の指針となるなら、先に作るのも手

これは事務所立ち上げの資金がどのくらいあるかによっても、変わってくるところかもしれません。まずは最低限の資金で事務所を軌道に乗せて、その後に余力が出たらロゴにもコストをかける、という事務所さんも多いです。

ただ、「こういう信念のもとに、こんなサービスを提供したい」という想いが強い士業さんだと、最初からロゴを作ってそれを事務所イメージの幹としてしまうほうが、展開する営業媒体(ウェブサイトに限らず、パンフレットや名刺など)を展開しやすいこともあるようです。

まったく逆に、どんな営業媒体で周知するかのビジョンが明確な人だと、そちらを先に作っておいて、ロゴはそれに合わせるかたちで作られる士業さんもいらっしゃいますが。

クラウドソーシングで発注するケースが増えている

士業事務所さんのロゴについては、ここ数年、クラウドソーシングを活用して作成してもらうケースが増えています。

有名どころでは、ランサーズさんですね。ここでフリーランスの方に、ロゴをコンペ形式で作ってもらっている士業さんも多いです。

ランサーズ [Lancers] - 仕事をフリーランスに発注できるクラウドソーシング
クラウドソーシング「ランサーズ」は、実績とスキルのあるフリーランスに仕事を発注できる仕事依頼サイトです。ロゴ作成、会社のネーミング、システム開発、ホームページ制作、タスク・作業など、全141種類の仕事ができます。 専門業者と比較するとクラウドソーシングは個人とのやりとりのため、ローコストかつハイスピードで仕事をすること...

ランサーズの場合、ロゴ制作だけでなく士業事務所のチラシやパンフレット、場合によっては士業事務所名もコンペ形式で募集することで、自分の気付かなかった提案がなされて選択の幅が広がることもあるようです。

ロゴ作りで参考になる書籍

士業事務所の立ち上げなどで、どんなロゴを作ったらよいか、全くイメージが湧かず案が出てこない。そんなときは、ロゴを多数収録した書籍に目を通してヒントを得る方法もあります。

『日本のロゴ』という本は、日本の企業で使われている比較的有名なロゴが多数収録・紹介されていて、ロゴをパラパラと見ていくだけでも面白いのですが、それぞれ、どのような考えのもとにマークがデザインされたかなど、想いや由来が紹介されているところも参考になります。写真は1巻ですが、『日本のロゴ』は2巻も出ています。

「そうか、こんな方向からマークを考えていくこともできるのか」という案出しの方法から、「こんな色の組み合わせ、うちの事務所の方向性に合いそう」という色のヒントまで、何らかの気づきが得られるはず。

ちなみに弊社のロゴはといえば、去年からこんな感じに変わりました。会社名にマッチしたマークという意味あいが大きいのですが、本店所在地が横浜なので、港や浜風を感じられる爽やかなイメージにしたかったのも理由です。

ロゴの商標登録

事務所のロゴを作る際は、商標として登録することも視野に入れておくほうがよいです。権利関係を気にせず作ったロゴが事務所のマークとして浸透しきった後になって、「そのマーク、使われるのは困ります」と覆されてしまうのも問題なので。

このあたりは、士業さんの中でも弁理士さんはまさに仕事内容と重なるところなので、しっかり管理されている事務所さんも多いようですね。また、事務所の立ち上げ当初から、全国的な展開を視野に入れる士業事務所さんでは、やはり多くの人の目に触れる可能性を考慮して、最初からロゴや事務所名を商標登録しておくケースもあります。

商標登録に関しては、前述のクラウドソーシングなどでコンペ形式のロゴ募集をかけるなら、その段階から商標登録も視野に入れている旨、告知しておくのも手かもしれません。マークのほうは問題ないとしても、ロゴに含まれる事務所名の文字の部分が、そのままでは第三者の著作権侵害となってしまうこともあるようなので。

ロゴを配置するとウェブサイトの信頼感に繋がることも多い

ロゴの話題をウェブサイトと絡めるなら、ロゴ・シンボルマークをサイト上に掲載することは、ウェブサイトから受ける信頼感の向上に役立つことも多いです。

事務所のロゴの話とは逸れますが、マークを並べると信頼感が向上するという効果をできる限り利用するために、使う人がほとんどいなくてもクレジット決済を導入して、VISAやMASTER、JCBなどのブランドのマークをウェブサイト上に配置するというケースもあるほどです。

もし、事務所開設からしばらく経過してもまだロゴを作っていないという士業さんがいらっしゃれば、営業媒体の強化という面から、ロゴ作りを検討してみるのも一計です。

士業のウェブサイト制作・活用アドバイザー。これまで制作に携わった士業ウェブサイトは、行政書士、司法書士、社会保険労務士、税理士、弁護士、建築士、土地家屋調査士等430件以上。神奈川県横浜市在住。