営業時間外や休日の相談を受け付けたいときは「例外的な対応」感を消そう

士業ホームページの考察

ウェブサイトを作るとき、そして育てていくときには、ちょっとした記載1つ1つにも気を配ることによって、サイト全体の受任率が向上していきます。

1つ1つの修正は些細な違いでも、それを10、20と積み重ねていくことで、競合事務所のウェブサイトとはかなりの差ができるからです。

営業時間外の相談をウェブサイト訪問者にどう伝えるか

今回は小さな修正として、営業時間外の相談を受け付けるための記載を例に挙げてみます。

平日だけでなく、希望があれば土曜日や日曜日も相談に対応しているという士業さんも多いですよね。そんなとき、ウェブサイトの電話番号の周囲に「土日祝も対応可能!」などと記載して週末の相談を促すわけですが、この記載方法だとなかなか相談予約というアクションを起こしてもらいにくいです。

というのも、土日祝の相談が例外的な扱いとして記載されているため、気を遣う訪問者ほど「自分のためだけにわざわざ土日の時間を割いてもらうのは悪い」「休みに事務所へ来てもらうのは気が引ける」と思って遠慮してしまうからです。

また「わざわざ予約しなければ対応してもらえないのか、なんか面倒だな」と二の足を踏みがちな訪問者の人も、「土日祝も対応可」などの記載ではアクションを起こしてもらいにくくなってしまいます。

ここでは、ウェブサイトの訪問者に「なんだか悪い」「頼むのが面倒」という心理が働いているわけです。

例外的な対応ではなく当たり前の対応に変えてしまう

よって、より週末相談などを活用してもらいたいのであれば、これらの心理を先回りして解消するような記載に変えてあげる必要があります。

たとえば、電話番号周りの記載を「土日も対応可」ではなく「週末相談会実施中 受付はこちら」など、あたかも毎週末に当たり前のように相談会が開催されているように変えます。

そして可能なら、週末相談会の文字から「週末相談会の受付」だけ記載されたページへ誘導して、そこであたかも毎週末当たり前のように開催されている体で相談を受け付けてしまうわけです。そのページに相談中の風景が写真として掲載されていたり、他に利用したお客さまの声などを掲載できれば、「他の人も普通に使っているんだな」「当たり前のサービスなんだな」感を強めることができるため、よりベターです。

結局、士業さんのすることは同じ

いずれの記載方法をとるにしても結局、士業さんのすることは同じです。そのウェブサイトの訪問者から「相談したいです」という要望があったとき、それに対応するだけの話ですから。

ところが、それを「土日祝も対応可能」など例外的な扱いとして表現してしまうのと、「週末相談会実施中 受付はこちら」と当たり前の扱いとして表現するのとでは、訪問者にとってはかなりの違いが生じます。

「当たり前のサービス」と感じてもらうことが大事

実はこの、例外的な扱いではなく「当たり前のサービス」であると感じてもらえるように持って行くことは、士業さんのウェブサイトの各所で使える表現手段です。

事務所所在地の近隣エリアが主な客層という士業事務所さんなら、単にウェブサイトへ「相談受付中」と記載するよりも、「〇〇市での相談会実施中(あるいは開催中)」と記載するほうが、訪問者がアクションを起こしやすくなるかもしれません。

また、夜間相談を受け付けるときも「夜間相談も対応可」とするより、「夜間相談会も開催中!受付はこちら」的に記載して、「当たり前のサービス」として夜間相談会のページに誘導してしまうほうが、アクションは起こしてもらいやすくなります。

さらに、先ほどから「相談」ではなく「相談会」という単語を使っていますが、これもまた極小の違いではありますが「当たり前のサービス」の感じを醸し出す表現手段の一つといえます。相談者と士業さん、1対1の相談に「会」を付けることに抵抗がある士業さんもいらっしゃると思うので、そこは判断次第ですが・・・訪問者にとっては「週末相談実施中」より「週末相談会開催中」とされるほうが、他の人も普通に使っている「当たり前のサービス」として活用しやすくなる面はあるはずです。

電話やメール問い合わせの周囲に記載する文言には「ひと押し」効果がある

今回の相談受付に関する文言がまさにそうですが、そのウェブサイトの訪問者が電話やメールなどアクションを起こす直前に位置する記載は、「どうしようか」と迷っている人の背中をそっとひと押しする効果が期待できます。

いまウェブサイトに「受付時間〇時~〇時 土日祝対応可」とだけ記載している士業さんは、他の言い回しで訪問者をよりフォローできないか、例外的なサービスを、より「当たり前のサービス」として表現する方法はないか、検討してみてください。特に、より多くの新規顧客との接点はなんとかして作りたいと思われている、開業から日が浅い事務所さんにはオススメです。