士業事務所のGoogle Analytics事始め<1>まずは訪問者数の推移を確認して事務所運営に活かそう

ウェブサイトにGoogle Analytics(グーグルアナリティクス)、導入してますか?いますぐ使わなくとも、後日、何らかの機会で役立つことも多いです。

実際、士業さんからウェブサイトのリニューアルに関してお話をいただく際、Google Analyticsが導入されているウェブサイトだと現状やこれまでの動向を確認できるため、より具体的な打ち合わせが可能だったりします。(今月も、既にそんな打ち合わせがありました)

Google Analyticsを導入したら、まず何を確認したらいい?

このGoogle Analyticsですが、士業さんからウェブサイトに導入するだけしてみたものの、一体どこの何を確認したらいいのかイマイチ使い道がよくわからん、という話をよく聞きます。

ということで、今回はGoogle Analytics事始めとして、もっとも基本的な項目の確認方法や士業事務所としての活用方法などを紹介します。

そのウェブサイトに何人くらいの訪問者がいるのか

Google Analyticsは言うまでもありませんが、ウェブサイトのアクセスを解析してくれる道具です。そこで、Google Analyticsで最初に確認することになるのが「そのウェブサイトに何人くらいの訪問者がいるのか」というアクセス数です。

※注意:ウェブサイトを新しく作って公開した直後は、そのウェブサイトへの訪問者がほとんどいない状態なので、アクセス解析で確認しようにも何の数値も出ません。その場合はしばらく放置しておいて、ある程度データが溜まってきてから確認・検討してください。

Google Analyticsのメニューから「ユーザー」「概要」と進むと、ユーザーサマリーという情報が表示されます。

このユーザーサマリーの画面で、そのウェブサイトにどのくらいの訪問者が来ているのか、だいたいの数が折れ線グラフで表示されます。下記は3月12日から3月19日までのグラフですが、ザッと確認すると、このウェブサイトは1日の訪問者が400人程度であること(左側の目盛りで確認)、それから3月17日と18日の訪問者が少ないことがわかります。

士業さんの業務内容によって曜日ごとのアクセス数が変わる

なぜ17日と18日の訪問者が他の日よりも少ないのか。アクセス解析を確認したことのある士業さんならすぐ分かるかと思いますが、17日と18日が土・日の週末だからです。

訪問者の仕事と関係の深い業務を提供する士業さんのウェブサイトでは、だいたい上のグラフのように、週末や連休にガクッとアクセスが下がる動きになります。

反対に、訪問者の仕事と関係のないプライベートな問題に関係の深い業務を提供する士業さんのウェブサイトは、下のグラフのように土・日関係なく、というよりも週末のほうがアクセスが多いグラフとなることもあります。仕事中ではなく、仕事が休みの日に解決策をウェブで調べる人が多いからですね。

曜日ごとのアクセス数の違いは、グラフで確認するスパンをもう少し長くすると、より顕著に現れます。右上に表示されている集計期間をクリックすると、プルダウンで確認したい期間を指定できるようになります。ここでは、「期間」という項目を「過去30日」に変更してみましょう。

すると、折れ線のグラフが過去30日分に変わり、曜日ごとの違いをより確認しやすくなります。やはり土日がガクッと減ってますね。

事務所の休業日を何曜日にするか、あるいは休日相談を設けるか

曜日ごとの訪問者のグラフを、士業事務所さんとしてどう活用するかですが、これはもう当たり前のことですが「何曜日を休業日にするか」「休日相談を行うか」決めるときですね。通常は土日祝を休業日としている士業事務所さんがほとんどだと思いますし、ウェブサイトの訪問者も上のグラフのように、週末に下がる傾向が出ていることが多いはずなので、基本的には土日祝を休みとする当たり前の営業形態でよいことになりますが・・・。

上のように、もし土日祝にもグラフがガクッと落ちない、つまりウェブサイトの訪問者が減らない業務を取り扱っているのであれば、土日祝を休業日とすることは事務所としてかなりの機会損失となっている可能性があります。この場合、たとえば平日の何曜日かを事務所のお休みにできないか、あるいは土日祝の相談を前面に打ち出すことはできないか等、検討してみる価値ありです。

何時頃にそのウェブサイトに訪問している人が多いのか

次に、メモリを1日単位ではなく1時間単位に変更してみます。グラフの右上に表示されている「日」を「時間別」に変更するだけでOKです。ただし、集計する期間が30日のままだとちょっと分かりにくいので、ここでは「過去7日間」に変更します。

すると、折れ線のグラフは以下のように、もっと細かなギザギザに切り替わります。日別の訪問者のグラフを確認したことのある士業さんも、1クリックで切り替わる「時間別のグラフ」までは確認したことがない、という方も多いのではないでしょうか。

このグラフは項目のとおり、何時頃にそのウェブサイトへの訪問者が多かったのか(逆に少なかったのか)を確認することができます。

この時間別のグラフですが、士業事務所さんならまずは「何時頃にウェブサイトやブログの更新をするべきか」「何時頃にメルマガの送信をするべきか」の目安としての活用が考えられます。

ランチタイムにグラフが下がっているか、上がっているか

特に、ランチタイムにグラフが上がるのか、下がるのか。この点は確認してみてください。もしランチ時にグラフが下がるなら、そのウェブサイトに相談してくる人は自分の仕事中にウェブを検索していたことになります。となると、ブログの更新やメルマガの送信も、勤務時間中に行うほうが即座に読んでもらえる可能性が高いです。

逆にランチ時にグラフが上がるなら、そのウェブサイトに相談してくる層は勤務時間外にウェブを検索していることになりますから、ブログやメルマガの更新時間も通勤中や帰宅中、あるいはランチタイムなど勤務時間外に合わせるほうが目を通してもらいやすくなります。

また、時間別のグラフは「何時頃までウェブサイトを見ている人がいるか」もある程度わかりますから、士業さんだと事務所の営業時間を何時頃までにしておくほうがよいのか、ウェブサイトに表示する電話の受付時間を何時までに(あるいは何時から)にすればよいのかの目安にもなります。

そのウェブサイトの訪問者が着実に増えているか

これは既に確認している士業さんも多そうなので最後にしましたが、Google Analyticsの集計期間をもっと長く、半年とか1年に伸ばしてグラフを表示させれば、そのウェブサイトの訪問者が着実に増えているか確認することができます。放置することなく地道にページを追加したりして手を入れているウェブサイトなら、下のグラフのように右肩上がりで訪問者が上昇しているのが確認できるはずです。

とはいえ、とにかく訪問者を増やそう、アクセス解析のグラフを右肩上がりにしようと考えて闇雲にページ追加を行ってしまうと、訪問者は増えたものの業務の依頼には全く繋がらない、失敗のウェブサイトが出来上がってしまいます。

士業事務所さんのウェブサイトは業務の依頼を得ることが目的であって、アクセスを増やすことが目的ではないので、そこははき違えないように充分注意する必要があります。アクセス解析を確認するとアクセス数が目に飛び込んでくるため、どうしてもアクセス数を伸ばそう伸ばそうとしてしまいがちですが・・・本末転倒になってしまっては意味がありませんので。

Search Consoleも確認して軌道修正を図る

このあたりの「ウェブサイトが着実に育っているかな?」という確認は、Google AnalyticsではなくGoogle Search Consoleで確認するほうが、間違った方向に進みにくいのでオススメです。特にウェブサイトを公開してしばらくは、Google Analyticsのほうは大した情報も表示されないので、Search Consoleで軌道修正していくほうが無難です。

以上、今回はGoogle Analyticsのもっとも基本的な機能である「アクセス数を確認する」ことについて、士業事務所さんの例と絡めながら紹介してみました。全く確認しないのも宝の持ち腐れですが、あまり頻繁に確認するとグラフの上下で一喜一憂しすぎてしまうので、最初は月に1回か2回程度、覗いてみるくらいがいいのかなと。

士業のウェブサイト制作・活用アドバイザー。これまで制作に携わった士業ウェブサイトは、行政書士、司法書士、社会保険労務士、税理士、弁護士、建築士、土地家屋調査士等430件以上。神奈川県横浜市在住。

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