士業事務所のGoogle Analytics事始め<2>訪問者の年齢や性別を確認してウェブサイトの方向性を調整しよう

士業ホームページの考察

前回は「Google Analytics(グーグル・アナリティクス)をウェブサイトに導入してみたものの、どこの何を確認したらいいのかイマイチ使い方がよくわからん」という士業さんのために、訪問者の推移を確認して事務所の運営に活用する方法について紹介しました。

今回は、その訪問者がどのくらいの年齢層が多く、また男性と女性どちらが多いのか、属性を確認する方法です。

ユーザー属性の確認

確認方法は簡単で、前回の訪問者の推移を確認するよりも手軽です。Google Analyticsのメニューから「ユーザー」「ユーザー属性」の中にある「概要」をクリックします。

初期の状態では、下のように有効化するかどうか確認するメッセージが表示されますので、内容を確認して問題なければ「有効化」します。

以下のようなメッセージが表示され、ユーザー属性が有効化されます。これは最初に1回だけ行えばよい作業です。

有効化した直後は、下の画像のようにまだ何もデータが表示されないので、この状態で数日放置してください。

データが蓄積されると、次のようにウェブサイト訪問者の年齢層や性別が表示されるようになります。

これらのデータはGoogleが様々な情報から推測したデータなので、実際の年齢や性別とは異なる場合いがありますが、だいたいのところ「何歳くらいの人が訪問してるのかな?」とか「男性と女性の比率はどのくらいなのかな?」といった判断は可能になります。

年齢層に関しては、ウェブサイト内で取り扱う業務内容によっても左右されますが、そのウェブサイトを更新・管理している士業さんの年齢によっても左右されます(年代と性別が同じ層に訴求するのが一番楽なので、士業さんの年代・性別に近い訪問者が多くなる傾向はあります)。

また性別に関しても、女性の士業さんが運営するウェブサイトは、やはり女性比率が男性運営のものより何割かアップする傾向があります。

デザインや内容をどの年齢層に向けたものにするか

ウェブサイト訪問者の年齢層を確認することで、どのくらいの世代に向けたコンテンツ(ページやデザイン等)を用意すればよいか、ある程度の目安を立てることができます。

「もっと高い年齢層が訪問してると思ったのに、意外と若い年齢層が中心だった」とか、逆に「結構、若い人も来てくれてるんだな」など、新たな発見をすることも多いはずです。

高齢者を対象とする業務を取り扱う場合でも、ウェブを検索して情報を収集するのは1つ下の世代であることも往々にしてあります。そのような場合、本来の士業さんのターゲットとする年齢層よりも、1つ下の世代に向けて情報を用意してあげたり、相談を提案してあげることで、業務依頼という反応を増やすことに繋がります。

文字のサイズには気をつけよう

ウェブサイト訪問者の年齢層と関連する話題なので、ちょっとだけ文字サイズについて。士業さんの取り扱う業務の多くは、それなりに年齢を重ねた人が対象者として含まれてきます。そのため、ウェブサイトの文字サイズは「ちょっと大きめ」くらいがちょうど良いです。

ウェブサイトの文字サイズは、小さいほうが格好良くデザインも洗練されて見えがちですが、それはウェブサイトの所有者である士業さんの自己満足にしか繋がりません。特に昨今は、スマートフォンやタブレットなど、どんな端末でどんな状況からウェブサイトを閲覧しているか千差万別なので、視認性を向上させるためにも文字サイズは「ちょっと大きめ」に設定しておきましょう

性別によって大きな差が生じていないか確認

メニューから「性別」をクリックすると、男性(male)、女性(female)ごとに、より細かなデータの確認ができます。

このページは「Google Analytics事始め」なので、直帰率やページセッションなど細かな項目の正確な意味については省きますが、直帰率は言葉の通り、そのウェブサイトに来てすぐ帰ってしまった人、ページセッションは「だいたい何ページくらい見たか」、平均セッション時間は「だいたい何分くらい滞在していたか」くらいでイメージしてください。

ほぼ男性向けのサービスを提供しているという場合なら構わないのですが、もし男性も女性もニーズがありそうな業務をウェブサイトで取り扱っているにもかかわらず、女性の直帰率やページセッションが男性と比較してかなり差がある場合、ウェブサイトのデザインやサービスの打ち出し方が原因で、女性の訪問者がほとんど目を通してくれてないという可能性も考えられます。

逆もまた然りで、性別に関係なくニーズがありそうなのに、男性の直帰率が高くページセッションや平均セッション時間が悪いというケースでは、デザインやサービスの打ち出し方が女性向けに偏りすぎている可能性もあります。

男性も女性も顧客となる可能性がある業務で、かつ、そのウェブサイトをニュートラルな立ち位置で作ったはずなのに、いずれかの性別に偏りが出ている場合には、ウェブサイトのデザインやコンテンツの見直しが求められます

とはいえ、性別に関係なく幅広い層から業務の受任を行いたいと欲張ってしまうよりも、大抵の場合は業務内容に応じていずれかに偏らせてしまうほうが、最終的な反応率は高くなることが多いです。そのあたりは取り扱う業務内容やウェブ上の戦術にもよるので、注意して調整する必要があります。

以上、今回はウェブサイトの年齢層と性別を確認する方法についてでした。